外国人科学者技術者：米国移住の最大の理由は家族

Family-Related Issues Top List of Reasons for Migration of Immigrant Scientists and Engineers to the U.S.
米国: 国立科学財団 (NSF):National Science Foundation;
国立科学財団が発表した最新の統計資料「2003年科学者・技術者統計データシステム（2003 Scientists and Engineers Statistical Data system）」によれば、外国人科学者・技術者が米国に移住する最大の理由は家族関連であることが分かった。37％の回答が家族に関する理由を一番の理由としてあげている他、30%が教育の機会、21%が雇用や経済的理由を一番の理由としてあげている。米国生まれの科学者・技術者は1830万人以上いるが、移民の科学者・技術者も330万人以上に及ぶ。その大部分がインド、中国、香港、マカオ、フィリピン、カナダ、英国、韓国、台湾からの移民で占められ、中でも中国、香港、マカオからの移民の率が一番高い（75%）。移民科学者・技術者の大多数（64%）は米国市民権の取得者で、米国生まれの科学者・技術者より高学歴者の割合で勝っている（米国生まれ40％に対し移民49%）。今回の統計データは、国立科学財団が2160万人の科学者人口から10万2千人あまりを抽出したサンプルに対して調査したものである。
[関連リンク]Why Did They Come to the United States? A Profile of Immigrant Scientists and Engineers
[文責: ＪＳＴワシントン事務所] 2007年 6月28日
http://crds.jst.go.jp/watcher/ File No. 218-002