メモ

北陸先端科学技術大学院大学
2009年3月30日(月)リリース

本学が実施した全国の若手産学官連携従事者へのアンケート調査まとまる
産学官連携コーディネーターに必要な資質はコミュニケーション能力、行動力や人
脈も必要
 本学が全国の若手産学官連携従事者を対象にして実施したアンケート調査の速報
が、この度、まとまりました。

 本アンケート調査は、北陸先端大が平成20年度、文科省産学官連携戦略展開事
業の採択を受けたことから、産学官連携コーディネート活動を推進する若手人材の
活動実態や意識を把握するために全国で初めて実施したものです。北陸先端大では
平成21年2月に全国の大学や企業、公的機関等に勤める44歳以下の産学官連携従事者
を対象に、アンケート調査票を配布し、355票の回収を得ました。
 このほどまとまった集計速報によりますと、産学官連携業務を成功に導くコー
ディネーターの基本的資質・能力としてコミュニケーション能力を挙げた人が83%と
最も多く、次いで、行動力55%、人脈50%の順となりました。大学や企業などの間に
立って、共同研究等を推進する立場にあるコーディネーターには、関係者との会話
や相談等を円滑に行う会話力が求められていることが現場の従事者の回答から浮き
彫りになりました。
 一方、業務を行うに当たって自身に欠けている基本的資質・能力については、人
脈(人的ネットワーク)が61%と最も高く、続いて、創造性・企画力29%、コミュ
ニケーション能力26%となりました。
  こうした若手産学官連携従事者の資質・能力の育成に有効なこととして
は、「研修会・セミナーへの参加」が58%と過半数を占め、次いで「若手コーディ
ネーターの交流会・連絡会への参加」43%、3番目は、「企業へのインターンシッ
プ」の25%でした。
 なお、回答者が日常実施している主な活動分野については、共同・受託研究の推
進が52%と最も高く、続いて、技術移転21%、地域との連携16%でした。
http://www.jaist.ac.jp/news/2009/0330.html