メモ/常識の源流探訪(伊東乾)より

江戸後期になると、幕府は同様(徳政令)の内容で「棄捐令」などというのを出します。明治維新に至る過程は、膨張拡大する資本主義経済と、それを支えきれない封建支配というレジームの相克として理解できることになる。鎌倉初期「承久の変」で幕府に決定的に敗れた「後鳥羽上皇」の「徳政」や、室町時代応仁の乱」に先立って頻発した「徳政一揆」なども念頭に・・・・
(「伊東乾の常識の源流探訪」日経ビジネスonline/09年10月13日)