メモ/「『筋のよい答え』の見つけ方」より

すばらしい業績を残している世界トップレベルの研究者でも、一緒に食事をしたり、話をしたりしてみると、特別、頭がいいわけではないと気づかされることが多いのです。
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失礼な言い方かもしれませんが、あまり頭の良くない人も、世界トップレベルの研究をし、いい仕事をしています。むしろ、超一流の研究者というのは、ある意味ではあまり頭のよくない人にこそ多いようにも思われます。
頭がすこぶるいい人は、頭を鍛えなくても、そこそこ「いい仕事」ができる。しかし、頭がちょっとだけいい人が一生懸命頭を鍛えると、頭がすこぶるいい人と同じレベルか、それ以上のいい仕事ができる。
私はこのように理解しています。
堀切川一男「『筋のよい答え』の見つけ方」2009年4月グラフ社(P127)