メモ/東京理科大など12校、保有要素技術の特許結集

東京理科大など12校、保有要素技術の特許結集し戦略的に産学研究
2010年03月12日日刊工業新聞
東京理科大学筑波大学信州大学千葉大学など12大学の産学連携部局は、大学が持つ要素技術の特許を集めて、産学連携コンソーシアムを呼びかける取り組みを始めた。
 応用イメージを明確にして、それに使える特許を“群”にすれば、欠けている部分を産学共同研究で補うなど戦略的な開発が可能になる。第1弾の短・長期それぞれの開発案件として、血糖値簡易測定器と、近赤外線を使った画像診断装置などで提案を行った。
 これは東京理科大の科学技術交流センターが中心になって、関東経済産業局の支援で12大学で取り組んでいる活動だ。各大学の特許を集め分類し、応用の“出口”を設定したうえで活用できる特許群とし、このほど計測機器や画像処理のメーカーを招いた発表会で紹介した。血糖値の簡易測定器は光源(静岡大)、計測(千葉大電通大)、データ解析(日本大学静岡大)の3要素技術を支える八つの特許と、三つの論文・ノウハウを集めた。