メモ/SNSの分水嶺

SNSアルゴリズムの変化も見逃せない。ジョアンナ・スターンはトランプが大統領に選ばれた2016年が、SNS事業者が陰謀論拡散に力を与えた分水嶺だと見ている。SNS事業者間の争いが激化し、ほぼ全ての事業者が『自分(ユーザー)の見たい情報』を優先的に表示する方向に舵を切ったことで、同じ考えを持つ人間が過剰につながるようになり、国を越えて陰謀論が影響力を持つ現在のような状況が生み出された」

津田大介陰謀論の脅威 検閲は逆効果 特効薬なし」『論壇時評』(朝日新聞2021年1月28日付)

 この部分は、ジョアンナ・スターン「SNSアルゴリズム、支配から逃れるためには」(ウォールストリート・ジャーナル、1月20日)に基づくとのこと。

 そのほかの引用元の、與那覇潤「繰り返されたルネサンス期の狂乱」(Voice2月号)、「Final report of the High Level Expert Group on Fake News and Online Disinformation」(虚位情報への多元的アプローチ)(欧州委員会、2018年3月12日)も興味深い。