スイスがシステムバイオロジー・イニシアティブを開始

スイス国立科学財団(The Swiss National Science Foundation) 2007年12月 5日
スイス国立科学財団(SNSF)は先ごろ、システムバイオロジー分野で世界トップクラスの研究を実施するイニシアティブ「システムスX.ch(SystemsX.ch)」を立ち上げたと報じている。
2007年秋の国会では、2億スイスフラン(約200億円)が2008〜2011年のシステムバイオロジー研究に配分され、そのうち1億スイスフランはSystemsX.chのパートナーである大学・研究機関に配分※される。また、残りの1億スイスフランは、連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)で既に行われている研究開発に向けられる。
SNSFでは、「大学や研究機関に対するSNSFやEU、あるいは企業からの研究資金投資が継続されると、2008〜2011年の4年間に約4億スイスフラン(約400億円)の資金がスイスのシステムバイオロジー分野に投入される」と期待を寄せている。プロジェクトの公募などはSNSFが行う。