メモ/多数少数決原理

「暴力は、もちろん避けなければならない。けれど、人間がいる以上、紛争はある。それを前提とするかどうかで、すべて考え方が違ってくる。法とは何か。国家とは何か。集団とは何か。そういうことが、すべて変わってくる。・・・満場一致というのは虚偽なんです。ぼくはそう思うんです。ありうるはずがない、フィクションなんです。だからこそ、多数決でやる。そのかわり、少数者の権利を保障する、という考え方が出てくる。」丸山眞男「自由について」編集グループ〈SURE〉(2005)